FAT SKI考察

これまでに乗ってきた(借り物含む)ファットスキーについて考えてみます。インプレは全てテレマークでありアルペンの場合は若干印象は異なると思います。

Ak Launcher 190cm

現在のファットスキーの先駆け。とても柔らかくペナペナ。ゲレンデではいまいち使い勝手悪いな〜という印象。その昔ウィスラーのスキーインストラクターが普通にランチャーで子供教えてるのにはカルチャーショックを受けた。

ポケットロケット 185cm

始めて買ったファットスキー。この板はエポックメイキングなサロモンらしいスキー。現在のツインチップなファットのスタンダードとなる板だと思う。良くシーズンには似たようなスタイルの板がたくさん出た。スキーセンターの位置が前にセットされていて、パウダーを滑ると前につんのめりやすい。またトップがきょろきょろしてロングターン中は挙動不審に陥ることも多々あった。185cmの長さの場合は金具取り付け位置をブーツセンターよりも3〜4cm程度は後ろに下げた方が扱いやすい。現在アルペン金具を取り付けてゲレンデ遊びに大活躍。なかなか面白い板です。

セスピストル 189cm

さらに太さがエスカレートしたツインチップファット。サンドイッチ構造でなかなか素敵なスキー。小回りは効かないが山でパウダー滑るには気持ちよい。このスキーはポケロケと違ってセンターが通常のスキーと変わらない位置にマークされてるのでスキーセンター付近のお好みの位置にセットすれば割と調子が良い。普段の山行はこの板を使っています。樹林でも何とかジャンプ系ターンで振り回して滑ってるという感じ。

Ak Rocket 195cm

借り物を一度だけ試乗した。太さの割には結構浮力がありがんがん加速する感じ。旧型は柔らかいと聞いていたが新型のパイロット付きは結構張りを感じた。

BigStix FX8.6Fti 190cm

この板は日記マスターがゲレンデ〜春スキーまで使えるオールラウンドなファットということで購入してみた。意外と板に張りがありパウダーで乗りこなすのは難しかった。しかし、板が軽量でしかもサイドカーブがかなりついており硬いバーンでのカービングターンが大変気持ちいい。ついでに板のレスポンスという点では穏やかなのでナニゲにコブが滑りやすい板だ。不帰や唐松沢滑ったときもエッジの食いつきが良いこの板を担いで行った。

SANOUK 193cm

これはスワローテイルのスキー。まだ手元にないしどんなのかはわからない。噂によると割と柔らかいらしいのでテレマークには向いているかもしれない。

現在のファットスキーはウェスト90mm付近の板が主流ですが、さらに太いスーパーファットやスワローテイル等のパウダーオンリーなスキーもぼつぼつ増えてきました。そういう尖ったスキーはおいといて普通のファットスキーに着目すると、次第にサイドカーブが強くなってきています。またフレックスもぐにゃぐにゃやガチガチという差がなくなりどのスキーもある程度同じような方向に向かっているように思われます。(もちろんそれなりに差はありますが)125-85-110くらいのプロポーションのスキーがあるととてもオールラウンドに使えると思うな。BigStixは比較的それに近いんですが昨シーズンは190cmしかラインナップになかったのでした。長いのはセスがあるしホントは180cmが欲しかったんです。ゲレンデちまちま滑るのにあまり長いと不便だし・・・