金具取り付け位置その2

ちょうどタイムリーな話題がLinkenのサイトに載っていました。原文は英語ですので日記マスターによる超怪訳バージョンを書いておこうっと。ツインチップスキーが現れて金具取り付け位置に関して困惑しているテレマークスキーヤーが多いだろうということで・・・

昨シーズン、サロモンポケットロケットとロシニョールクラッチBCのブーツセンターに合わせて金具取り付けたらパウダーではとても扱いにくいセッティングとなった。そして金具の位置を移動したら大きく改善された。
ヨーロッパではバランスポイントを参照して金具取り付け位置を決定する。がしかし、ツインチップスキーの場合はこれは何の意味も持たない。テイルチップ部分の重さが加わるためバランスポイントはテイル側に移動する。でもスキーにとって重さのバランスはパラメーターのひとつに過ぎない。サイドカットは変わってないからバランスポイントが最適な位置ではないことは明らか。アメリカではコードセンターが一般的だけどこれもあんまし意味はない。 って言うじゃな〜い♪
アルペン金具だとメーカーの言うとおりブーツセンターマークに合わせておけば無問題だったのさ。だけどテレマークアルペンだとセッティングが異なるんだ。アルペンと違って踵フリーだからスキーのトップを抑えることが難しい。
前向きにも後ろ向きにも滑るならニュートラルポジションがマジオススメ。後ろに付けるとスキーのコントロールが困難になる。前に付けるとエッジグリップが強く速くなって転倒や怪我の危険性が高くなる。
パウダーにおいてはメーカーオススメのポジションから少し後ろに金具を取り付けた方が良い。ポケロケ(3〜5cm)、スクラッチBC(3cm)、ザグフリーライドビッグ(?cm)で試したら調子良かった。

んで我々は20本の異なるスキーで比較を行ったのだ!でも比較は難しいのだ。なんせツインチップやそうでないのショベルの長いの短いのいろいろあるからね。だから滑走面が接雪する長さを基準に考えることにする。平均すると55%の位置にブーツセンターマークが付いている。TM:exはトップから56.5%の位置にある。一方ザグフリーライドビッグはなんと49.7%の位置にある。これはザグのショベルがビローンっと長いことによる。スコットのサンチャゴも51.8%で同じ傾向だよん。AKロケットはスワローテイルかどうかで変わるけど、去年のモデルは55.2%で今年のスワローテイルのは1〜2cm後ろに下がって56.4%になってる。
で一応サジェスチョンね
1後ろ向きに滑るならブーツセンターに合わせる。パウダーで滑るならポケロケやスクラッチBCの例にあるように3cm程度後ろに下げる。
2ツインチップスキーならバランスポイントは意味無いので1のように決める。パウダーがお望みなら滑走面の55%程度の位置にブーツセンターを持ってくる。ZAGみたいなデカショベルスキーの場合は少しトップよりに付ける。
普通のスキーの場合はバランスポイントとこれらの位置を見ながら決める。
3あんたはどんなスタイル?パウダークルーズならちょっと後ろに付けると浮力も上がるし扱いやすいよ。でもテールが短くなるとスリップしやすくなるよ。ハードバーンがお好みなら前よりに取り付けると良いよ。でも特に急斜面ではテイルが長くなるからターンの切り替えが困難になるよ〜

まだ困惑してる? 残念!!
以上
超怪訳故クレームは受け付けません。原文をご覧ください。

原文 http://www.linken.com/news_vis.asp?nyhetid=375

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