エフライン君

ちょっと長いのですが、ウェブから消えるとあれなので全文引用しておきます。
毎週ボール蹴ってる知人がこのエフライン君連れてきたことがあるんですが、当時中学生だったのに軽く180cm超えてて全くボールに触らせてもらえませんでした。U16代表合宿に呼ばれたのは聞いてましたがこんなでかでかと記事になってるとは思いも寄りませんでした。記事の中にもありますが帰化する話もあるみたいなのでプロになるなら是非名古屋に来て欲しいものです。でも中京高校の監督がジェフに繋がりあるみたいで練習にも参加してたみたい。

毎日jpより

日系ブラジル人少年:不就学からサッカープロの道目指す

全国高校サッカー選手権岐阜県大会で、相手選手と競り合うエフライン君=岐阜県大垣市の浅中公園で4日、秋山信一撮影

 一人の日系ブラジル人少年が今夏、将来のサッカー日本代表選手を発掘する16歳以下(U16)のナショナルトレーニングキャンプに参加した。2年前、14歳だった少年は不就学で家に引きこもる毎日だったが、財団法人「名古屋国際センター」(名古屋市中村区)が主催するサッカー教室との出会いが運命を変えた。才能を認められた少年は公立中学への編入後、高校に進学。プロを目指し、練習に汗を流している。【秋山信一】

 日系3世のエフライン・ヒンタロ・ダ・シルバ君(16)。05年11月に出稼ぎの両親、姉と来日して名古屋市で暮らし、06年1月に愛知県豊田市のブラジル学校の初等学校を卒業した。ブラジルの義務教育は当時8年。日本の学校なら中学2年に相当したが、外国人は義務教育の対象ではないため、日本の中学校には行かなかった。

 家でテレビを見たり、ゲームをする日々。母国では12歳からプロチームの下部組織でプレーし、プロ選手になる夢があったが、「もう働いた方がいいのかな」と思い、落ち込むこともあった。

 そんな時、友達に誘われて行ったのが、自宅近くの小学校でやっていたサッカー教室だった。不就学の外国人の子供や、学校で孤独感を味わう子供の居場所作りを目的に、同センター職員の日系2世、高橋ミルトン稔さん(35)らが03年度に開設。当初は参加者が少なかったが、口コミで評判が広がり、今では週1回、日本人と外国人合わせて30人程が参加する。

 左足のボールコントロール、キープ力、柔らかいボールタッチ。ミルトンさんは、エフライン君のプレーに驚いた。「うちの教室でやる子じゃない」。日本でプロになる第一歩として、まずは日本の中学に通うようアドバイス。エフライン君は06年6月、名古屋市内の中学に編入した。学校では言葉が通じず孤独だったが、毎週のサッカー教室が楽しみとなった。

 同12月、ミルトンさんの知人のブラジル人コーチがいる岐阜県瑞浪市の中京高校の練習に参加。今年4月、特待生として同校に進学し、寮生活を送っている。さらに今夏はナショナルトレーニングキャンプに参加。日本国籍のない選手の参加は異例だが、将来の帰化も見据えた措置だった。

 「(教室では)楽しくサッカーをさせてもらった。感謝している」とエフライン君。「日本でプロになって親孝行がしたい。いつかはヨーロッパやブラジルでプレーしたい」と夢を語った。

毎日新聞 2007年11月6日 15時00分

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071106k0000e040081000c.html