ウォッちず続き

ウォッちず画像フォーマット

2.8 画像ファイルの仕様はどうなっていますか?
image of the map extent

一画面で見ることができる範囲は、刊行されている2万5千分1地形図の範囲を4分割した範囲(東西3分45秒(約6.0km)×南北2分30秒(約4.5km))です。

それぞれの図では、周囲(上下左右)の図とのあいだに0.005度(18秒)の重複範囲があります。このため1枚の画像の範囲は、東西4分21秒×南北3分6秒となります。

分割は自動的に行っているため、注記(地図上に記載されている文字)・記号が分断されている場合があります。

地図画像の大きさは縦が2000ピクセル、横は緯度に応じて簡易的に調整してあります。北の地域ほど小さく、南の地域ほど大きくなります。

画像の範囲は世界測地系の範囲で等分されています。そのため刊行されている2万5千分1地形図の図郭とは異なります。また地形図でおこなわれている延伸、挿図はおこなっていません。


トリミング指針

南北方向は2000ピクセル固定なので重なり合う18秒は2000x18/(150+18+18)=193.5ピクセルとなります。
東西方向は緯度によってピクセル数が異なりますので注意が必要です。名古屋南部(北東)は2296ピクセルですが白馬岳(北東)で2248ピクセルになります。これだけで2%ほど違ってきますので本来なら地形図を台形にしてやらないとダメなんですね。まあ実際問題として上下隣接する地図の場合は1〜2ピクセルの差でしかないので端を切ってごまかしましょう(笑)
白馬岳(北東)を例にしますと18秒は2248x18/(225+18+18)=155.0ピクセルとなります。
ただ実際には結構適当に処理されていますので±2ピクセル程度の調整は必要になると思います。下に加工方法書いておきますので参考にしてみてください。

地図画像の結合

Vixで画像の操作を行うのですが保存するときはPNGが良いのかそれともビットマップが良いのか分かりませんが、圧縮率最低にしてPNG保存しました。
試しに40%67%で印刷してみたところカシミールから印刷したものよりも鮮明でした。ただ10m毎の等高線が少し太いです。50m毎の太い等高線がカシミールからだと見難いのですが手作業でシコシコとやった方はくっきりです。
通常の山滑りなら地図画像4枚程度に収まると思いますので慣れれば結構さくっといけますので手順書いておきます。

  1. ウォッちずから必要な地図画像をダウンロードする(番号付けたり北西、南東などとリネームすると分かり易い)ここでは方角の名前で呼ぶことにします。
  2. Vixを起動してダウンロードしたフォルダに移動します。北西.PNGと北東.PNGを開きます。編集のトリミングを両方とも開いて北西.PNGの右側156pxlと北東の左側156pxlを削除するような設定にしてみます。上下方向のトリミングは後で行うので2000pxlに設定しておきます。トリミングされる部分が点線で囲まれますのでそのトリミングされる部分をよーくにらめっこして過不足なく繋がるかどうか確認します。1pxlづつ動かせるので適切な位置に移動させてトリミングを実行します。
  3. トリミングされた画像が2枚新たに作成されるので、元の北西.PNGと北東.PNGのウィンドウを閉じてトリミング後の画像2枚だけが開いた状態にします。
  4. 北西.PNGウィンドウの編集から連結をクリック。北東.PNGを右側にくっつけたいので右のラジオボタンを選び、北東.PNGを選択して連結を実行します。また新たにウィンドウが開くので結合したファイルを北.PNGとでもして保存しましょう。PNG保存のときは念のため圧縮率を最低の1にしておきましょう。
  5. 同様の手順で南半分も結合し南.PNGを作成します。
  6. さらに南北を結合を行います。北.PNGの下から194pxlと南.PNGの上194pxlをトリミングするようにまず設定します。さらに南.PNGの横幅が北.PNGよりも大きくなっているので不要な部分をトリミングします。南.PNGの左側1pxlと右側1pxl削除しておけば恐らく上手く行くと思います。確認しながらやってみてください。